最初のような最後の恋をしよう

最初のような最後の恋をしよう

なんだかんだでやっぱ好き

ここに

始まるんじゃない 始めるんだぜ
進むんじゃない 進めるんだぜ


初めて歌詞を見たとき「あぁそうか」と思った。
すごく良い歌詞で泥臭くてハングリー精神が強い関ジャニ∞にぴったりな歌詞だと思った。
今の関ジャニ∞をあらわしているような歌詞。
ライブで初めてこの曲を聴いたときも歌詞が6人に重なって噛み締めながら聴いた。
ぴったりすぎてリスタートをきる曲がこの曲で良かったと本当に思う。



8月最後の日。
6人になって初めてのMステ。



真っ白なトップスに黒のパンツというとてもシンプルな衣装に、楽器を持たずダンスもない、ただマイクを握って全身全霊で歌う6人に心を揺さぶられないはずがなかった。
余計なものは削ぎ落としてただひとつ、歌だけで勝負する彼らはあまりにもかっこよかった。
眩しすぎるくらいかっこよかった。
ものすごい気迫と熱量で圧倒された。
気がついたら涙が一筋頬をつたっていた。
悲しかったり寂しかったりで涙を流すことの多かったこの数ヵ月だけど、はじめてそれ以外の理由で涙を流した。



6人は渋谷すばるがいなくなったことをこうして昇華していくんだなと思った。
全身全霊で歌をうたう6人の中には赤色の血が濃く流れてるとすごく思った。
『魂揺さぶる歌声』『ピッチよりエモさ』『歌詞を歌うんではなく語る、喋る』
まさにこれだった。
人の心を動かす魂の叫びのような歌だった。ピッチよりも感情に比重をおいている歌だった。(でもめちゃくちゃ歌上手だったよ!多分今まででいちばん)
彼が残していったものというか6人に影響を与えたもののひとつがこれなんだと思った。



渋谷すばるイズムを感じるとともに『ここに』は新たな関ジャニ∞が提示されたようにも思う。



今までの関ジャニ∞の曲はほとんど渋谷すばるが中心だったと思う。
特にインフィニティになる前までは。
カップリングはそうでもないかもしれないけど、シングルはそうだったと思う。
すばるくんが歌いやすいキーだったり、主旋律を歌うすばるくんに他のメンバーは上ハモ下ハモコーラスをつけていた。
渋谷すばるは圧倒的な主役だった。
すばるくんのハモりやコーラスなんてほぼない。
あってもオクターブで歌うくらい。
まぁ仕方ないよね、すばるくんの声って圧倒的な存在感で主役にしかなれない声だから。
……私圧倒的って使いすぎな(笑)



言い方が良くないかもしれないけれど他に良い言葉が思い浮かばないからゆるしてほしい。

絶対的な主役が去った今、脇役だった6人は主役にもなれるようになった。
誰もが主役にもなるし脇役にもなる。
主役と脇役の組合せが多様になってハーモニーがもっと楽しめるようになった。
新しい関ジャニ∞のカタチだと思う。
でもそれはすばるくんがいなくなったからできるようになった表現ではあるけど、すばるくんがいたからこその表現だと私は思ってる。
過去があっての今だからね。



安田くんから始まるこの曲。
ピッチも表現力も文句なしの歌声を持つ安田くんから始まるのは大正解だと私は思う。
贔屓目かもしれないけれど本当にそう思う。
第一印象ってやっぱり大事だから。
渋谷すばるがいなくても関ジャニ∞はやっていけるんだぞ!!!っていうのを世間に見せつけるには安田くんしかいないと思う。
言葉ひとつひとつに、音ひとつひとつに感情を乗せることができるし、その技術が備わっている。
続く錦戸くんの荒削りな歌声はとても心地いい。
癖が強くて安田くんとは対称的な歌い方。
だけど感情が剥き出しになったときの錦戸くんの歌い方は聴いていて心地いい。
Mステは特にアツかったね。



Bメロはインフィニティ本気だしてきたなって思う。
このBメロこそ新しい関ジャニ∞のカタチだと思う。あくまで私の意見。
主メロに安田章大をもってきて下ハモに丸山隆平を使う。
そしてコーラスに錦戸亮丸山隆平をもってきてるのどう考えても攻めてるでしょ。
主メロに錦戸亮、コーラスに安田章大じゃなくて、主メロが安田章大でコーラスが錦戸亮だもんなぁ。
メインボーカルをコーラスにもってきちゃうんだもんなぁ。
攻めてる。めちゃくちゃ攻めてる。
そして「いつだって信じてる」で大倉横山村上の3人が入ってくることでハーモニーに深みが増して盛り上がっていくのがすごく好き。
いろんな事を、想いを共有してきた彼らだから奏でられるハーモニーが本当に良い。



Cメロの丸山くんははじめて聴くような表現でライブのときからものすごく惹き付けられた。
いつの間にそんな表現できるようになったの???
濃い霧がかかったような曇った深い声。だけど奥底にはものすごい熱いものを秘めている声。
陽の丸山くんより陰の丸山くんに惹かれる私にはたまらない。
それに呼応してハモる大倉くんもすごくいい。



私はWANIMAの曲を全く聴かないのでイメージだけで言いますけど、WANIMAの持つ勢いと満ち溢れるエネルギーと関ジャニ∞が持つ泥臭さと熱さとハングリー精神の化学反応がとても良くて『ここに』は6人の新たな始まりにふさわしい曲になったと思う。
最初WANIMAが楽曲提供って聞いたときは正直「え、、、アーティストじゃなくて作詞家作曲家からの方がいいんじゃ…?」って思ったけどこれでよかった。
うん。これじゃなきゃダメだよ。
ありがとう!WANIMAさん!



GR8EST名古屋初日に安田くんが6人をなめんじゃねぇぞと指を立てたらしいけど、私も今同じ気持ち。
関ジャニ∞なめんなよ卍



明日は新生関ジャニ∞のCDデビュー日だね。
まだまだ先だと思ってたのにもう明日に迫ってるんだね。
早いなぁ。


あぁぁーーーー!!!
『ここに』売れろーーー!!!