最初のような最後の恋をしよう

最初のような最後の恋をしよう

なんだかんだでやっぱ好き

GR8EST0723

※ネタバレあります。


すごくいい公演だった。本当にいい公演だった。
あの日あの場所で体感したあの空気はきっとずっと覚えていると思う。



わたしは前日の22日も入っていて、23日は2回目だった。
同じメンバー、同じセットリストのはずなのに、22日と23日では違うものを見ているようだった。
それくらい6人の関ジャニ∞はものすごいスピードで成長していた。




前日と同じようにGR8ESTBABYによる注意換気があり、OP映像が流れ、「応答セヨ」のイントロが鳴って名古屋最終日は幕を開けた。


22日は私自身すばるくんのいない関ジャニ∞を見るのが初めてだったからショックを受けることが何度かあったけれど、23日は6人の関ジャニ∞を目一杯楽しんだ。
少なくとも私は目の前の現実が楽しすぎてすばるくんを思い出す余裕がなかったように思う。まぁ、ふと思い出すことは1度や2度あったかもしれないけど。
村上くんの言うとおり現実はとっても楽しかった。
ロケット花火とKura Tikとゴーストのくだりなんか腹筋痛くなるくらい笑った。



楽しかったけど、自担である安田くんのことは特別気になってた。


22日も時折辛そうな表情をしていて私も胸を締め付けられるくらいつらかった。
安田くんの愛はちゃんと受け取ったし、過度な心配はしなかったけれど好きな人のあんな表情を見るのはやっぱり苦しかった。


23日は本当に辛そうだった。
天井席でメンバーが近くに来るわけではないからほとんど安田くんを目で追ってたんだけど、前日より辛そうにしてるときが多かった。
メンバーも声を掛けたり手を貸してることが前日に比べて多かった気がする。
「ヤス元気ー?」と大倉くんに言われたとき「そんなに~」と答えていた。
にこにこ笑顔だったけど本当に元気がなかったと思う。最初のあれはマジのトーンだった。
メンバーが心配させないようになのか公演中何度も「ヤス元気ー?」「そんなに~」をやってネタのようにしていた。
関ジャニ∞ってすごいなって思った。


オモイダマでは立ち位置がわからなくて村上くんに足を動かしてもらっていた。
村上くんは機転を利かせて面白かわいくやってたけど、私は動揺してしまった。
安田くんは私が思っている以上に無理をしてステージに立っていた。
その後のMCで錦戸くんがいなくなったとき、安田くんの出番が減らされるかと思った。
こんなこと考えてたの私ぐらいだろうね。
だけど、まさかのトイレで心底安心した。



安田くんの出番は減らされることなく楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後の挨拶。



横山くんの顔がスクリーンに映ったとき、一瞬で会場の空気がピンと張り詰めたものに変わったのがわかった。
横山くんは何とも言えない複雑な顔をしていた。
すばるくんがいなくなることは関ジャニ∞にとって大きなターニングポイントであること、すばるくんがいたから今の関ジャニ∞があること、改めてメンバーがかっこいいと思ったこと、すばるくんに負けないように前に進んでいくこと。
札幌のレポで同じようなこと言ってたの見たけど、文字で見るのと声を聴くのとでは全然違うなと改めて思った。



丸山くんは初めて一連についての気持ちを話してくれた気がする。
自分は衝撃が後から来てどう受け止めたらいいかわからなくてキャパオーバーになったときもあったと話していた。
自他共に認めるほどすばるくんを愛していた丸山くんが紡いだその言葉はとても重みがあって胸がぎゅってなった。
最後は「僕たちについてこい」と頼もしい言葉をくれた。
ブログでも何度か「ついてこい」と綴っているのが印象的で本当はすごく不安で怖いんだろうなって勝手に思ってたんだけど、この日は不安気な表情と声が混じりつつも芯の通った力強い「ついてこい」だった。



大倉くんはちょっと何言ってるかわからなかった。
言いたいことはわかるけどびっくりするくらい表現が下手だった。
でもそれはラジオやブログ、ライブの挨拶で言いたいことを全部伝えられたからだもんね。
人の気持ちは変わるし、私たちの不安を取り除ける言葉が見つかったら発信してくれるらしいからそのときはまた腑に落ちる言葉をくれるんだろう。



難しく考える必要はない、シンプルに考えればいいという言葉が印象的だった錦戸くん。
私は錦戸くんの言動にいちばん救われてた。
ちょっとした物議を醸した「次のステージしか見据えてない」は私にとって救いの言葉だったよ。
あの言葉があったからめちゃくちゃ前向けたし、気持ちの整理ができた。
錦戸くん自身は関ジャムで泣いて気持ちの整理ができたと言っていた。だから、感情を出したいときに出せばいいと。
「自分の好きな人を追いかければいい」はそれに尽きると思うし、錦戸くんのやさしさだと思った。



安田くんは始めから顔を歪ませて涙を流していた。
札幌名古屋が自分の中でまず乗り越えるべき課題であったこと、何度も話し合いをして札幌名古屋は休んで大阪から出る話が現実的にあったこと、だけどこのタイミングだからこそみんなに笑顔を届けたかったこと。
男が泣くなんて…と親から教えられていた安田くんが泣いた。
私たちが知らないところでもたくさん泣いたんだろう。
メンバーに何度反対されても出ると言って聞かなかったんだろう。
「大阪からなら札幌から1ヶ月空く」って言ってたのがなぜかずんって来て、札幌は6人にとって大事な日だから出ることを許されたけど、名古屋はギリギリまで反対されていたんだろうなと思った。
この3日間が安田くんにとってとても大きな壁であることは、大倉くんのラジオを聞いて思っていた。
3日間を無事終えようとしている現実に安堵の涙を流した安田くんは、最後に力強くもう一度課題を立てて大阪でステージに立つと言ってくれた。

安田くんの挨拶が終わったとき、錦戸くんが「やってよかったなぁ」と安田くんに声を掛けた。
その声がやさしくてちょっと泣きそうになった。
村上くんも「頑張った」と言っていたね。



安田くんにもらい泣きしてるファンを見て、
小さいおっさんは関ジャニ∞の看板を下ろしたけど、6人はここにいるでしょうが!
やすくんもここに立ってるでしょうが!
現実は楽しいでしょうが!
と活をいれてくる村上くん。
悲しいことは全部自分たちが背負うから余計なことは考えず楽しむことだけを考えてついてきてほしい。
かなしみやさみしさの海の中にいるファンをやさしく救い上げてくれるような言葉だった。



本編最後の大阪ロマネスク。


それぞれがそれぞれの想いを抱えながら歌っていた。
大倉くんは目が潤んでいたし声も震えていて泣いているのは一目瞭然だった。
途中詰まってしまってしまったのだけど、それで一気に会場がしんみりモードになった。
丸山くんは前日歌詞を間違えていたけど今日は間違えなかったと思っていたら、最後の方涙をグッと飲み込んでいてほとんど歌えてなかった。
丸山くんはそうやっていくつものかなしい、くるしい、つらいの感情を飲み込んで笑顔にしていたんだね。
このときも苦しくて切ない笑顔を見せていた。


落ちサビで錦戸くんに「おい、名古屋笑えーーーー!!!」と叫ばれてまた活を入れられたね。
そしたら周りのみんな余計泣いちゃったよ。
もう会場大号泣の大阪ロマネスクだった。
6人も、ファンも、それぞれいろんな想いが溢れ出たロマネだった。


曲が終わると村上くんが「よう泣いとるなぁ…」と困ったように笑っていた。
そしたらまた「現実は楽しかったでしょうが!」って言われちゃったね。
錦戸くんと村上くんは笑顔になれるよう引っ張ってくれてて、私も2人に引っ張られるようにして泣かなかったけど、こみ上げてくるものはあった。



アンコールはしんみりムードを打破しようとなんかみんな頑張ってた。
テンション高かった。
関ジャニ∞ってそういうグループだった。
涙でぐちゃぐちゃになっても必ず笑わせてくれる人たちだった。
どんなにかなしくても最後はちゃんと笑顔にしてくれる人たちだった。
セットリストなんかまさにそうだったよね。この流れでこれ来るの!?みたいな。
私はそんな彼らがだいすきだと思った。
安田くんは「やっぱり笑顔がいちばんかわいいよ」とみんなに笑顔の花を咲かせてた。



でも最後にハケるとき、安田くんが目に涙を浮かべながら「関ジャニ∞っていいだろう?みんなのことが大好きな関ジャニ∞でした!!!」と言っていて、このときがいちばんグッときたし泣きそうだった。
さっき最後は笑顔にしてくれるって書いたけどこの日は例外だったわ。笑顔で帰してくれんかったわ。
その代わりすきが溢れた。
「頑張ったな」と声を掛けた大倉くんは多分また泣いてたし、横山くんも泣きそうな顔で安田くんの頭をぽんぽんしてた。
あぁ、この人たちを好きになったこと間違ってなかったなぁって思った。




本当に良かった。特別な3時間だった。
6人が差し出してくれた手を絶対離さないようにしたいって思った。
この日のことはずっと覚えておきたいな。
そう思うほどいい公演だった。




私の夏はこれで終わったけれど、6人はまだまだこれからだもんね。
台湾まで走り抜けてGR8ESTな夏にしようね!!!
気持ちだけは大阪も東京も福岡も台湾もいようと思うので。

ひとまず前半4公演お疲れさまでした。
そして安田くんはしっかり休養してください。