最初のような最後の恋をしよう

最初のような最後の恋をしよう

なんだかんだでやっぱ好き

#ジャニヲタと教育実習

お久しぶりです!!!
先日、3週間の教育実習が無事終わりました!!!
とても辛くて大変だったけれど、それと同じくらい楽しくて充実した3週間でした。
もう二度と教育実習は行きたくないって思うのに中学校が恋しい……。
はあ~~~大学のゼミじゃなくて中学校に行きたいよ~~~(;_;)
生徒に会いたいし、実習仲間に会いたい。



就活ブログってよく見るけど、実習ブログってあんまり見ないから私が書く。
とか言いつつ参考にならないと思うから結局私の備忘録。
これから教育実習に行く人に「こんな感じなんや~」って思ってくれたら嬉しいです。



まずは私のことについて少し紹介しますね。

▶教育大でも教育学部でもない普通の大学生
▶教科はいわゆる副教科で中高の免許を取得予定
▶教員になる予定はなし(2年までは教員目指してた)(採用試験は受けます)

ま、こんな感じです。


内容としては、

▷教育実習の流れ
▷辛かったこと、大変だったこと
▷楽しかったこと、嬉しかったこと
▷やりがいを感じたこと
▷学んだこと

について書こうかなと思っております。
盛りだくさん…(笑)多分長くなります。


教育実習の流れ

3年4月

中学校で実習がしたかったけど、大学側からまずは高校に電話しろと言われる。
母校である高校へ実習受け入れのお願いの電話をするも、副教科のため1人しか受け入れられず先約がいると断られる。
いやその子誰って感じだけどまあ仕方ない。向こうは高校の免許しか取らないらしく高校でしか実習ができないから引き下がるしかないよね~。
もともと中学校が良かったからラッキー♩と前向きに考える。
いいこともあって、担当の先生が覚えてくれてて感動しました。担任とかじゃなかったし高1のときの授業でしか関わったことないのに覚えててくれました。

大学に母校ダメでしたと伝えたら、近隣の高校あたってみてと言われるけど県の公立中学校がいいから電話せず「どこもダメでした」と言って中学校に回してもらった。
県の公立中学校だと大学が直接県教委にお願いしてくれるからラク。


3年11月

この時期に教職で必須の介護実習に行く。
これもまあまあ大変でした。

県教委に提出する(?)実習の書類を書く。
公立の小中学校は母校での実習ができないので、希望の地区を書いた記憶がある。
大学の教職担当の方に私の地区は実習を希望する人が多いから遠くなるかもしれないけど覚悟してねと言われる。
一気に不安になる。睡眠時間と交通手段の心配をする。(そこかい!)(でも睡眠時間と交通手段大事)


4年4月

実習校の決定。
地元の中学校で睡眠時間と交通手段の心配は無くなったけど新たな不安が浮上する。
実習校は地元の中学校でもいちばんの問題校で不安しかなかったです。
荒れてるってわけではないけど(私の時代は荒れてた)、ちょっとした問題もあったし大人しい学校ではない。
教職担当の人に「本当にそこで合ってます?見間違いじゃなくて?」って思わず確認したくらい。
友達や家族、バイト先の人にまで「行きたくない、やだ、こわい」とぐちぐち話して慰めてもらう。

大学で教育実習ってこんな感じだよっていう事前指導が5回くらいあった。


4年5月

事前打ち合わせで実習校に訪問する。
この日初めて実習生と顔合わせをするんだけど、ここで思いがけない再会をしました!
私の他に3人いた実習生のうち2人が同級生だった…!まさかここで再会するとは思いませんでした。
1人は小中一緒だった男の子で、もう1人は幼稚園が一緒だった女の子。
女の子はすぐわかったけど、男の子は名前聞くまで全然誰だかわからなかった。
指導教諭の先生は同じ大学の卒業生で謎の安堵感。
担当クラスとか研究授業の日や内容を教えてもらってこの日は終わり。


実習1週目

初日は講話ばかりで疲れる。
校長先生からは「この学校は思い通りにいかないことが多いです。話は聞かないし反抗する子が多いです。先生方もこの学校に来て挫折します。なのでここで実習できることを逆にラッキーだと思って頑張ってください。」と言われる。
もう不安でしかない。なんでここに来ちゃったんだろうって思いました。
クラスでの自己紹介は割と歓迎ムードでほっとした。
私の名前よく読み間違えられるから「○○じゃなくて△△です」って言ったら、関ジャニ∞でいう「大久保」「大久保ちゃう!大倉」のやり取りをやらされました。
よっぽど気に入ったのか、男子生徒がやたらと振ってきた。こういうところはかわいい。

4日目にして早くも心が折れかける。いや折れた。
もうどうにでもなれって思った。
でも指導教諭の先生の言葉に救われて頑張ることができました。
5日目で初授業。ボロボロで全然うまくいかなかった。

1週目はとにかくクラスの雰囲気を掴むことと学校に慣れるのに必死。


実習2週目

教科の研究授業と道徳の研究授業がありました。
教科の研究授業はその前に2回練習してるしそこまで緊張しなかったしそこそこ上手くできたと思ったけど、校長先生に痛烈に批判される。
それが当たり前なんだけどね。ちょっと腹立った。
校長先生の言うことは正論だったけど、理想論でしかないなと思った。
副教科だからただでさえ時間少ないのに、求められること多くてさらにそれ以上のことを求められる。
でも、教材研究の大切さと自分の軸(何を学ばせるか)を持つことの大切さを改めて感じました。

道徳の研究授業はすごく緊張しました。
指導案前日に提出したし、先生も同じ日に授業研究があって忙しくしてたからあんまり見てもらえなかったし、準備もろくにできてないし、ぶっつけ本番だし、めっちゃ先生見に来るしとにかく緊張。
しかも先生方がめっちゃ生徒に介入してて「あぁ終わった」って思いました。
講話でお偉い先生に「僕たちが授業に介入したときはやばいと思ってください」と言われていたので…。
でも実際はやばくなかった。先生方の反省点として謝罪を受けました。そういう雰囲気にしてしまった私も悪いなと思ったけど。
いろんな先生に授業の感想を頂いて自分にはない視点だったり、板書の仕方とか書き順とか細かい指摘も受けて勉強になりました。


実習3週目

担当クラスが2年生だったんですけど、3週目はキャンプに行ってしまい1年生のクラスに派遣される。
研究授業終わったからひたすら先生方の授業を見る。まあこれが苦痛。
1年生は本当にかわいい。廊下ですれ違うと挨拶してくれるし、教室入るとめっちゃ寄ってくる。
でも2年生が恋しいなと思う。
実習最終日、担当クラスに戻りお別れ。
朝のHRもこれが最後なんだと思ったらこみあげてくるものがありました。
帰りのHRはお手紙をみんなに渡したし、クラスからもちょっとしたメッセージカードをもらって泣きそうになりました。
挨拶のときもこれ以上しゃべったら泣いちゃうと思って最低限のことしか話さなかった。
さようならしてから数人の生徒は別れを惜しんでくれ涙目に。
辛くて大変だったけど終わっちゃったんだな~って思いました。


辛かったこと・大変だったこと

教育実習は辛いし大変なことしかないってよく聞くけど本当。
実習の9割は辛い・大変・苦しいだと思う。(個人的な意見)
ストレスが半端なくて、今までにないくらいニキビ大量発生したし食事がのどを通らなかったです。
挙げればキリがないけど、TOP3くらいは挙げておこうかな。


睡眠時間が取れない

やっぱりこれがいちばんだと思う。本当に。
実習前の心配事第1位がこれだったし、終わってみて思う辛かったこと第1位もこれ。

寝ることがストレス解消だったし、寝れないことがストレスな私は本当に辛かった。
睡眠が何よりも大事で受験勉強とか夜遅くまでやったことないし、年越し以外日付変わるまで起きてることがほぼない私が夜中の2時3時まで起きてるのが当たり前。
指導案の改訂版を提出する前日は4時30分まで起きてました。睡眠時間2時間。寝る頃にはもう夜が明けてた。
それでも私は結構寝てる方です。
2週目3週目は割といつもと同じ時間に寝てましたので…。1週目は本当に辛かった。


生徒との関わり

大変だったこと第1位は生徒。
実習校は本当に大変な学校で辛くはないけど大変でした。
2年生はどこの学校もそうだと思うけどいちばん大変な学年。
特に私が担当してたクラスは毎日誰かしら生徒指導を受けるようなクラスで、授業態度も悪くて毎時間先生方が生徒の様子を記録する紙が私のクラスだけありました。
心が折れたのもこのクラスでのHRです。

明らかに私に対して良く思ってない生徒は当たり前にいるし、注意すると普通にうざいとか○ねとか言う生徒もいる。
直接言ってくれるのはマシな方で陰でいろいろ言うタチの悪い子も中にはいる。こういうの敏感だから全部知ってたけど。
それも先生の仕事だし覚悟してたから傷つくことはなかったけどね。ってかこんなことで傷ついてたら先生なんて務まらない。


授業観察・実習簿

これもなかなか大変でした。
普通3週目に研究授業をやるんだけど、学校の関係で2週目に研究授業が終わっちゃったから3週目にやることなくて退屈でした…。本当に。
授業を観察するしかなくて、まあこれがきつい。
アポ取るのも面倒だし、計画立てても授業変更で予定崩れるし、割とストレスでした。
ずっと立ってないといけないから足が疲れるし正直眠い。たまに無茶ぶりされる。
研究授業の前だったら生徒の反応とかクラスの雰囲気とか先生の発問や行動とか見るところたくさんあるけど、もう終わったから本音をいうと見るところない。
だから教科関係なくとにかく色んな先生の授業を見ました。

3週目の実習簿は本当に書くことがなくて辛かった。
手書きで20行くらい書かされるのつらい。


楽しかったこと・嬉しかったこと

残りの1割はここにあたるんですけど、これがなかったら教育実習放棄してたかもしれない。

生徒がかわいい

なんだかんだ言ってやっぱり生徒はかわいい。
反抗的な子も何人かいたけど、ある意味素直だからかわいいです(笑)
困ったときは頼ってくるし、機嫌がいいときは絡んでくるし。
最終的には心開いてくれる子もおったし。

休み時間はクラスの子と遊んだりおしゃべりしたり勉強教えたり…。
「先生~」って寄ってくるのかわいい。母性がくすぐられる。
今どきの中学生はみんなK-POPが好きなんだって!!!
お姉さんびっくり!ジャニーズ好きな子クラスに1人もおらんかったで!!!
みんなTWICEとBTSやったで!


控え室

実習生がみんな楽しい人だったから控え室がめっちゃ楽しかった~!
唯一の癒し。オアシス。
思い出話に花を咲かせたり、大学の話をしたり、生徒や学校の話をしたり、部活の話をしたり、実習簿の愚痴を言ったり、指導案が書けないって嘆いたり、助け合ったり…。
この時間が終わってほしくないなって思いました。
みんなに会うことをモチベーションにして学校行ってたくらい大好きでした。
見てないから言うけど本当にありがとう~~~♡


先生方の人柄

指導教諭の先生をはじめ、みんな優しい。
特に担当の先生には本当に救われました。
多分担当の先生が違う人だったら実習をやり遂げられなかったかもしれないくらい本当に助けられました。
心が折れたとき、先生の言葉に救われたし、「生徒も先生も十人十色。だから先生(私)のやり方で授業をすれば大丈夫」ってお手紙くれて頑張ろうって思えた。
親身に指導をしてくださって感謝しかないです。

道徳の授業でたくさん先生が見に来てくださって、多くの先生方に言われたのは、「題材があの子たちにとても合ってる」ということでした。
あの子たちに足りないものをよく1週間で見抜けたね、と言われたときは嬉しかったです。
道徳って自分のカラーが出るし、基本的に何やっても大丈夫だからすごく困って、なかなか指導案が書けなくて前日に指導案提出するくらい切羽詰まってたので、いろいろ考えて出した結果が認めてもらえたのはすごく嬉しかった。
担当の先生にも「今のあの子たちにぴったりだと思います」と言われて自信をつけて授業をしたけど、まさか他の先生もそう思っているとは…。
先生ってすごいなって思いました。

年が近い先生には親身に相談に乗ってくれてアドバイスももらったし本当にありがたい。


やりがいを感じたこと

生徒が一生懸命授業を受けてくれる

教師ってブラックで大変なことしかないけど、この一瞬のために頑張ってるしこれを活力に頑張ってるんだろうなって思います。
初授業をはじめましてなクラスで授業をしたんですけど、説明をしてるときに「うんうん」とうなずいてくれる生徒がいて、拙い説明で伝わってるかなって不安だったときに生徒がうなずいてくれて本当に嬉しかった。
その説明を理解することが授業の目標だったから一生懸命時間をかけて説明をしたんですけど、熱意が伝わったのかなって思って今までの苦労が吹き飛ぶくらいうれしかった。
これは先生じゃないと味わえないものだなと感じました。
感想にも書いてほしいことを書いてる子がほとんどで一応目標は達成できたんじゃないかなって思いました。
指導教諭の先生にもあの説明は良かったねと言われたのでほっとしました。

道徳の授業は、生徒の発言がないと成り立たないんですけど、1度だけ誰も発言してくれないときがあってめっちゃ焦りました。
だけど生徒がこちらの意図をくみ取ってくれて発言をしてくれて泣きそうになりました。
そこからはびっくりするくらい手が挙がるようになって、「私ちゃんとこの子たちと関係を築くことができたんだな」と実感させられました。
素直でいい子なんだけど反抗的な子に引っ張られてる子が発言してくれたときはめちゃくちゃ嬉しかったですね。
あんまり話すことができなかったけど、この子には道徳以外にも結構助けられました。
見てないと思うけどありがとう。


学んだこと

視野を広く持つ

私の短所「集中すると周りが見えなくなる」が出てしまった。
初授業で先生に指摘されてしまいました。
40人弱いるクラス全体を見ることは簡単ではないけれど、意識するだけで変わるし、何より心のゆとりが大事。
余裕がないとパニックになって自分の近くの生徒しか見れないけど、ゆとりがあれば全体を見れる。
2回目以降の授業は時間にも心にも余裕を持って授業を行うことを心がけていました。
1回目に比べたら大分広い視野を持てるようになったと思います。


臨機応変な対応

どれだけ授業の準備をしても練習をしても、授業はナマモノだから予想外のことが起こります。
生徒が違えば授業の仕方も変わってくるし。
そこでどれだけ焦らずに対応できるかが重要だなって思いました。
どんなことがあっても軸をもってたらなんとかなります。


興味を惹き付ける

これが全てだと思います。
集中力がないから50分の授業さえちゃんと受けられない子が多い。
だから常に関心を持たせないといけないし、いかに関心を持たせられるかが生徒との信頼関係を結べるかどうかのカギになると思います。

それがすごく上手な先生がいて、雑談しかしないのに何故か授業が成り立ってて雑談と授業をうまく関連付けててすごかったです。
観察してても楽しかったし。
反抗的な子もその先生の授業だけはちゃんと受けてて、「何の授業がすき?」って聞いたらその先生の教科を挙げてて、「楽しいから」って言ってて、ネタめっちゃ大事やなって思いました。

確かに私が中学生のとき雑談してくれる先生めっちゃ好きだったもん。
いかに授業を潰せるかみんな必死だった(笑)







こんな感じですかね。
本当はもっともっと書きたいけど結構書いたからやめとく。


教師って本当に大変で忙しいけれど、その分やりがいもあって教師の魅力を実感することができました。
貴重な経験でした。
私は「人」に恵まれた教育実習だったなって思います。
先生と仲間には本当に恵まれました。
きっとメンバーが違ったらこの3週間キツかったと思います。
感謝してもしきれないくらい助けられました。


本当に辛くて大変でそれしか言葉が出てこないくらいなんだけど、終わったときは達成感と充実感で満たされます。
私の場合は自信にも繋がりました。
この学校でやり遂げられたっていう自信。随分メンタル鍛えられました。
先生にも「この学校、クラスでやり遂げられたからもうどこ行っても大丈夫」って励まされましたし。

中身の濃い3週間でした!!!